佐鳴湖畔の蘆刈り
浜松市の一角にある佐鳴湖。その湖畔の蘆を22日の9時から地元の佐鳴台小学校5年生140名全員が揃って刈った。
引率の先生に依れば、総合的学習時間の一環として「見つめよう私たちの佐鳴湖」をテーマに、自然環境に親しむ一環として行っているそうである。
佐鳴台小学校は転出入が激しい学校で、児童同士の連帯の一環にもなっているようで、異国の人のお子さんらしい児童も混じっている。
最初に係りの市の担当者から作業上の注意があってから始まる。刈る人、運ぶ人、束ねる人の役割を決め、途中で休憩を取るたびに役目が代わるように組織だった行動になっている。
慣れない手つきながら一所懸命に刈り、受け取り、束ねて行く姿は微笑ましい。足元は水のあるところ、無いところもあり気をつけて刈る。
刈り進んで湖辺の柵が見えると眼前に湖が開けてくる。
引率の先生が声をかける。「未来が見えるようでしょう」
良い言葉だ、未来が見えてくる。感じ易い年代の児童には特に響く言葉であろう。
先生に依ると、「この年代の児童の頭の中には今日の蘆刈りが確りと焼きついて、生長してもその記憶が鮮明に蘇るようです」と説明してくれた。
刈られた蘆はトラックで運ばれる。
近所の茶畑に運ばれ、畝間に敷かれたり、或いは動物園の象の餌にも使われるとのことである。
昔のように蘆葺家が殆どなくなったので、刈った蘆の使い方も変ったと、来ていたお年寄りが話していた。
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