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2016年5月31日 (火)

三方原開拓防風林

我が家から程近くにテクノロードと言われる道がある。中央分離帯のある片側2車線の長い直線道路である。

その脇に押しやられるように昔の道があり、通称満州街道と呼ばれている。その名前は満州の街道のように真直ぐに三方原大地を貫いているからだろう。

その満州街道沿いに三方原開拓防風林と呼ばれる防風林がある。
Img_6406ajpg_2  上州と並んで遠州地方は風が強い。特に冬の空っ風は強い。
この強い風が木材などの乾燥には適していてそれが浜松地方に、ヤマハを始めとする楽器産業を育てた一因とも言われているがそれが一因であることは諾える。

写真は、いつも時期を違えず咲く桜を保護するように桜に添っている防風林の状況であり、防風林の中にはこのような散歩道もあって、今は遊歩道となっている満州街道とともに、住民の散歩や憩いの場にもなっている。

テクノロード沿いに、三方原防風林の歴史を刻んだ碑が2012年付で作られた。それによると、
『三方原開拓地は太平洋戦争後1945年から旧陸軍軍用地の払い下げを受け、食糧増産のため復員軍人、戦災者、近隣農家の二三男などが入植し開拓した。
 遠州の「空っ風」を防ぐ為防風林を植えました。以来60余年500戸の農家が防風林の維持管理下草刈りを無償で行ってきたものであります。
 今回その一部の浜松環状線沿いの防風林を浜松市に寄付することになり2012年度からは浜松市が林の保全を引き継ぐことになりました。
 ここに以上の歴史を記して市民の皆様のご覧に供するものであります。』
と記されている。

このような歴史を持つ防風林だが、戦後71年の歴史を刻んだ防風林の松も、老化と松食虫等の被害もあって一部には枯れた所もあり、その枯れの繁殖を防ぐ為に部分的には集団的に伐採され昔の影も残さないところもある(写真)。Img_6427ajpg当時とは自然環境も、社会的環境も変り、今となっては色々議論もあるだろうが、出来れば 何とか昔の姿に戻すことが出来ればと望んでいる市民も多いと思う。

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