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2015年4月 9日 (木)

葱坊主

俳人協会・俳句文学館発行、平成27年4月のカレンダーに大石悦子氏のユニークな一句が掲載されている。

 先生の名を言うてみよ葱坊主  大石悦子

河野美保子氏の解説がある。
『作者は高校入学後に俳句を始められた、と聞いている。そして石田波郷を師と仰ぎ、その「鶴」一筋に励んでこられた。
 昨年上梓の自註にも、「波郷門を名乗る誇らしさ。師系を尊ぶ俳句の世界ならではのことだが、そこに意義づけをしなくてはと思う」と記している。この最後の一節こそ著者の一番告げたい思いではないだろうか。
 この句に葱坊主の季語を選ばれたことに感銘した。葱坊主は何方もご存知の通り、晩春、畑の隅などでよく見かけるが、特に目を引くものでもない。それでも葱坊主は真すぐ立っている。この句の葱坊主は、ご自分の分身かと思う。
 常に波郷門というプライドを胸に、努力し励んでこられた姿勢こそ尊いと思う。謙虚な、そして力強いのが大石悦子さんなのだ。(河野美保子) 』

因みに、平成26年4月の同カレンダーに、今瀬氏の

 先生の話を聞けよ葱坊主  今瀬一博

がある。俳句はたった17文字での表現であるから類想の出るのは良くあることだが、これは愉快な句である。

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