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2014年4月 4日 (金)

花吹雪

俳人協会・俳句文学館発行、平成26年4月の俳句カレンダーに鷹羽狩行氏の一句が掲載されている。
仲村 青彦氏の解説文がある。

   しばらくは青空のもの花吹雪  鷹羽狩行

『空へ吹き上がる花吹雪は向こうの丘からだろうか、公園が放ったものだろうか。「青空のもの」と詠まれた「花吹雪」は、其の量感・質とともに「しばらくは」と滞空時間の恍惚を伝えてくる。それは「花吹雪」と一体化した作者の恍惚にほかならない。絶妙で、なんとも楽しいかぎりである。

26041 句を読むとは句に浸ること。
だが、そのとき読み手は半ば無意識に、例えば、(青空にしばらく花の吹雪かな)などの句と並べ読みしている。と、(しばらくは青空のもの)に重なって、遊び歌「花いちもんめ」の世界が髣髴してこよう。「勝ってうれしい花いちもんめ/負けてくやしい花いちもんめ/あの子が欲しい/あの子じゃ分からん/この子が欲しい…」。
手をつないだ二組が掛け合ってジャンケンし、好きな子を取り合う遊びは、まさに「しばらくは青空のもの」の世界である。どちらが勝っても(空のものでも地上のものでも)「花吹雪」に楽しくないわけがない。(仲村 青彦)』

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