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2011年11月 7日 (月)

二人三脚

俳人協会・俳句文学館発行、平成23年11月の俳句カレンダーに馬醉木主宰・水原春郎氏の一句が掲載されている。
231121_2

  余生こそ二人三脚花八手 
                               水原春郎

渡辺千枝子氏の解説がある。

『二人三脚の1.5脚は、もちろん康子夫人である。
 夫人のご文章を引用させていただくと、

「私は神田育ちだが生まれたのは本郷湯島で水原の家の隣であった。水原と私の里の神戸の家は、私の生まれる以前からの知人で、母同士が御茶の水の同級生、兄と春郎も幼稚園から一緒、姉たちや妹も御茶の水の同窓という長い糸で結ばれ、私達兄弟はみな水原の父の手によって生まれた。
私の誕生の時、春郎は家の前を三輪車で遊んでいたという」というえにしのお二人である。
すでにダイヤモンド婚も祝われた余生の平穏を、地味だが、滋味深い八つ手の咲く日向が見事に象徴している。
 春郎先生に愛妻俳句の多いのは周知のことで、その極め付けが
       願はくは来世も君と冷し酒
であろう。
因みに春郎先生のお嫁さんに「康子ちゃんがいいよ」とおっしゃったのは秋櫻子先生とのこと。(渡邊千枝子)』

何か仄々としたものを感じさせてくれる句である。

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