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2011年3月15日 (火)

東北関東大震災に思う

既に各メディアを通じて知られるように3月11日午後発生した、東北関東大震災M9.0というわが国近代地震観測開始以来の最大規模となり最大被害となった。

地震発生3月11日午後のその時刻は、
去年は、バルセロナから帰国の途にあり、バルセロナ空港の出発ロビーで待機して居る頃だったはずだ。
そして今年は風邪にやられ、峠は越したものの中々退かない高熱に悩まされて布団の中でうとうとしている時だった。突然揺れを感じた。蛍光灯の紐が最初は一直線上に揺れていたが間もなくぐるぐる回り始めた。暫く揺れは続いた。勿論その時は巨大地震が東北地方を襲ったなどとは知らなかった。TVもラジオも聞かないままに寝ていたので知る由もなかった。そして昨日14日になって漸く体調も旧に戻りつつあり、そして今日は何とか普通の生活に戻ったが、その間の大震災の状況は周知のとおりである。

リアス式海岸の三陸沿岸は一旦津波に襲われると、通常の数倍から数十倍の大きさとなって襲ってくる。
昔の小学校国語教科書に「稲むらの火」という記事があった。高台の庄屋が自分の収穫の稲の穂に自ら火を放って村人たちに知らせ、村民を救った物語だが、通信手段の発達していなかった時代はそのような犠牲を払ってまでも村民を守ったのであろう。
現在の映像は将にその形相を克明に伝えていて、見ているだけで鳥肌が立つ。
通信手段の発達した現在においても、国内外を問わず被災地への連絡は取り難く、知人や肉親を抱えている人たちのことを思うといたたまれなくなる。

寒さや疲労度への対応力に就いては、20代や50代の者にとってはなんともなくとも、80代ともなると心身ともに応えることは、昨年のバルセロナの雪書いた通りである
TVなどでの映像を見ていると、家も何もかも失いながらかつ肉親の所在も掴めず、雪の降る寒さの中を避難し、肉親の安否を気遣う被災者のことを思うと、加齢も手伝ってつい涙ぐんでしまう。
いい加減なバラマキなどやめて、被災者や被災地への最大限の援助を速やかに行うのは当然のことであろう。

それにしても東京電力の福島原発の予想外の脆さと対応の不手際は目に余る。東北電力の女川原発の対応との対比が目立つ。勿論立地条件もあろうが、当事者の対応を見ていると立地条件の差とばかりは言い切れないものを感じる。

今、世界各国から暖かい援助の手が差し伸べられているのは有難いことだ。日本国民の一人として胸を熱くしてお礼を言いたい。

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