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2010年4月 1日 (木)

バルセロナの雪

バルセロナを訪れる人のお目当ては人夫々。しかし最大公約数的に見れば、ゴシック地区のカテドラルとその周辺、ガウディ建築の集大成であるサグラダ・ファミリア、奇才ガウディ とモデルニスモ建築めぐり、そして美術館めぐり等が目玉になる事は間違いない。1_2  

ヨーロッパに於ける建築様式は、時代によって変遷するが、12世紀から14世紀頃のロマネスク様式からゴシック様式、更にルネサンス様式、ネオゴシック様式、バロック様式、ロココ様式等の変遷があり、その間にはビザンチン様式もあって夫々の特徴を持つ。

写真はカタルーニャ・ゴシック様式の傑作であるカテドラルの内部。3廊式の重厚な造りで、主祭壇の下にある地下聖堂にはバルセロナの守護聖女サンタ・エウラリアの石棺が安置されている。
色々の形、色々の色をちりばめたステンドグラスが柔らかい光を通して美しい。
信者らしき人たちが小さな燭火を上げて祈りを捧げている。その集光が暗い堂内を明るく照らしていた。
Photo 写真は翌日(3/9)晴れ上がった日に撮り直したカテドラル(現在修理中)。

途中から降り出したが段々ひどくなってきた。おまけに春雷まで加わった。付近の王の広場にも雪が激しく降っていた(写真)。スペイン内乱の傷跡を語る弾痕が生々しく過去の人間世界の愚かしさの一面を浮かび上がらせていた。

1jpg 聞くところに拠ればバルセロナの今頃のこんな雪は30年ぶりだと言う。そして後で聞いた話だが昨日行ったRupitは、2mの積雪になったと言う。1日違いでバルセロナへ戻れなくなった可能性もあった。

外国への旅は異質性への探求とその確認の旅でもある。
嘗て何回かの出張の都度思ったことがある。3日も一緒にいれば人間の本性がなんとなく滲んでくるものだ。優しさ、思いやり、利己的、冷たさと言ったものが自ずと感じられるのは経験した人にはわかる。

暗くなってきて雪は止め処もなく降り続き、道はシャーベット状になり、一部は水になって流れている。タクシーを呼んで帰ろうと思ったがタクシーまでは遠いと言う。シャーベットと流れる水をよけながら、滑らないように夜の道をメトロまで歩く。
土地の人が驚くほどの雪に出会ったのも旅の思い出の一つ。でも此の状況だけは楽しい思い出ではない。旅には予期しない事が起こるものだがホテルへ入った時には、今日の総歩数は19800歩。老人にとっては心身共に冷えた。中まで濡れた靴をヘアードライアーで乾かした。

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