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2009年2月13日 (金)

蕎麦打ち名人

信州出身の蕎麦打ち名人Y氏の、蕎麦打ち実演を拝見し、その蕎麦を頂いてから3年程経つ。その時の実演光景と味は今も忘れられない。

そのY氏が、今度も蕎麦打ちをしてご馳走してくださると言う。早速ご自宅に伺う。さすがに蕎麦打ち設備は整っていて、鮮やかな手つきにも再度感心した。茹で上がった蕎麦を頂く。
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付け汁も手作りでI.H.で適当な温度に温められている。柄杓状の小さな竹篭へ必要な分量の蕎麦をとり、汁に浸して温めると共に汁の味を沁み込ませて手元の椀へ入れて食べる。
写真は左から、手打ち蕎麦を刻んでいるところ、各自が蕎麦を食べるための膳部、汁に浸した蕎麦を椀へ移そうとしているところ。

蕎麦の味は、蕎麦自体の味は勿論だが付け汁の味との相乗積にもなる。今度も又、手打ち蕎麦の素晴らしい味を堪能させて頂いた。その膳の食器は殆ど木曽の漆器で、ぶ厚い漆の光沢がしっとりと味に花を添えていた。

感動したのは蕎麦の味と共に、実はY氏ご夫妻の生き方である。
奥様も実に明るいし話も弾む。部屋にあるものは奥様好みのものとおぼしきものが、これも部屋にマッチングした飾り棚に収められている。名人は言葉少なに楽しげに動いている。ご夫妻とも謙虚で言葉や行動の端はしにそれを感じる。至極自然体で衒いも無く、着物もありのままの普段着で何かゆとりと心の豊かさがある。

蕎麦を頂いた横の別室は和洋兼用で、床の一部が畳になっていて、その一部の床板を外すと、囲炉裏が切ってある。五徳・火箸・渡し・火消し壺等、どれをとっても懐かしい。故郷の信州時代の生活を思い起こして郷愁を感じる。
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お聞きした所では時々の海外旅行も、名人ご自身でスケジュールを作ると言う。これはと思うイヴェントをネットで予約を取り、それを中心に全ホテル予約を前提で 組むという。

蕎麦も美味しかったがそれ以上に、その生き方に感動した。
人の生き方や人生観は人夫々。これがベストと言うものはない。それにしても、「あれも人生、これも人生」の感を深くした。

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