« 蕎麦打ち名人 | トップページ | 穂の国 »

2009年2月25日 (水)

続、歳々年々

夜来の雨の中、今日(25日)午前中に確定申告を済ませた帰路、通称木蓮通りに沿った蕎麦屋へ寄った。見るともなく外を見ていたら白木蓮が咲き始めているのに気がついた。
Photo_2 写真は同じ日の17時過ぎ、雨の上がった同通りを歩いていた時携帯で撮ったもの。

この花は当然のことながら毎年今頃になると咲く。
歳々年々」、「続、木蓮通り」、「木蓮通り」にも記したように昔は卒業式が行われる頃に咲いたものだが最近は、それより早く咲くようになった。地球温暖化の影響だろうか。

私はこの花を見ると「歳々年々人同じからず」という詩の一節を思い出す。この頃から「春愁」が始まる。

歳時記によると春愁は「草が萌え、花が咲き、鳥が鳴く春は地球上に生気が溢れる季節である。しかしそのような中で私達人間は、ものうい哀愁を覚えることがある。ふっと物思いにふけったりする軽いぼんやりとした憂鬱な感覚、春だからこそ感じるそこはかとない愁い、哀しみをいう。春恨、春怨などはより主観的な傾向が強く、男のつれなさに就いて女が使うことが多い」とある。

ついでながら秋には「秋思」がある。
同じく歳時記は秋思に就いて「秋になり心に感じたり思ったりすること。他の季節に比べて秋はもの思うことが多い。秋懐も秋思と同じ意味。傷秋は、もう秋が来てしまったという悲しい思いである。寂しさ、静けさ、秋のあわれなどが一体となって形づくられる感情である」とある。
春愁が乙女がらみだとすると、秋思は漢がらみとする意見もある。

私はこの道の、この白木蓮が咲き出すと、笈を負った時代のことを思い出す。そして両親や子供達・恩師そして旧友のことなども。
     銀漢や笈を負ひたる日の遠く  

|

« 蕎麦打ち名人 | トップページ | 穂の国 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99342/44173826

この記事へのトラックバック一覧です: 続、歳々年々:

« 蕎麦打ち名人 | トップページ | 穂の国 »