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2009年1月13日 (火)

参道ことわざのみち

西国33観音の第32番札所に繖山(きぬがさざん)観音正寺(しょうじ)がある。
滋賀県蒲生郡安土町の標高433mの繖山頂上近くにあり、参道は札所の中でも難路として知られている。
Photo_8 Photo_9
写真の本堂は平成5年に消失し、平成16年に落慶した木肌も白い本堂である。
眼下には蒲生野と呼ばれる平野が開け、万葉集に残る有名な額田王と大海人皇子の歌の舞台である。
Photo_5 本尊は千手を刻んだ光背を付けた、丈六千手千眼観世音菩薩像でやはり平成16年に開眼された。
聞くところによると、材料のインド産白檀は、国外持ち出し禁止となっているが、インド政府から特に許されて得たという。

昨年11月に参拝した時にこの参道を歩いたが、その長い路の辺に写真のような諺を書いた立て札が適当な間隔を置いて立っている。
長い参道もこの諺を読みながら上ってゆくと、いつの間にか本堂に辿り着くように仕組まれているように感じた。

その一連の諺を「参道ことわざのみち」と題する小冊子にしている。その序によると『先人はたくさんの名言、名句を残し後世の人々に言い伝え、現在の我々に希望と反省を与えてくれています。云々』とあり、麓から本堂まで1から33までの諺が書かれている。
受け止め方は人夫々であろうが、的を射た言葉を連ねているのでそのまま書いてみる。

 1.人の一生に厄年はない、躍進の「やく」を考えよ
 2.今日一日を大切に感謝の気持で最善をつくそう
 3.祖先は自分の中に生きている、祖先の徳に感謝しよう
 4.人生には真の失敗はない、前進する一過程である
 5.安易な生活からは人生の貴重な体験は生まれない
 6.楽なことを幸福と思っていては人生の深い喜びは味わえない
 7.姿かたちを真似るよりその人柄の良さを学ぼう
 8.人知らずとも良心これを知る
 9.子供は両親の言う通り行動しないで、する通り行動する
10.夫婦の円満は互のはたらきを感謝し合うことから生れる
11.楽しい人生の中には必ず苦しい時代の経験が生きている
12.言いわけはすればする程自分をみじめにする
13.友情とは二つの身体に宿る一つの魂である
14.明日は何を為すべきかを知らない人は不幸である
15.人を笑わすよりも自分が笑われぬようにせよ
16.積善の家には必ず余慶あり
17.行き詰りは環境のせいではない、自分の心の行き詰りである
18.失敗を恐れるな、成功は失敗のつみ重ねである
19.わが子は深い愛情で育てられながら親を養うことは忘れ勝ちである
20.その人を知らんとすればその友を見よ
21.真の礼儀は人を尊ぶ心を形に現すことである
22.金を貸せば友と金とを共に失う
23.食物に対して文句の多い人程健康を害している
24.最も幸福な人はいつも行動している人である
25.友情は喜びを二倍にし、悲しみを半分にする
26.かけられている迷惑よりかけている迷惑は気づかない
27.責任を負ってこそ自由がある、責任のない自由は許されない
28.相手だけ責めるから争になる、反省の余地はまだある
29.真心から出た言葉は相手の心をも動かせる
30.人間は逆境にきたえられて自信と確信が生れる
31.一歩一歩の尊さ
32.人はあるものを粗末にし、ないものを欲しがる
33.昨日より今日、今日より明日 

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