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2008年8月28日 (木)

上醍醐寺

8月24日の深夜、京都市伏見区にある上醍醐寺で、本尊の准胝(じゅんてい)観世音菩薩を祀ってある、准胝堂が全焼した。

附近には国宝の薬師堂、重要文化財の開山堂、同じく如意輪堂がある。
写真は2006年11月に参拝した時の准胝堂である。
Photo
醍醐寺に依ると、『23日23時頃、大きな雷鳴の直後停電があった。火災はその後に起きたとみられ、「落雷が原因と思われる」』としている。山科署によると、『火災に気づいた僧侶二人は、山中で携帯電話が通じず、停電で電話も使えなかったため、徒歩で下山し通報した』という。
この准胝堂までの山路は麓まで3Km以上歩かなければならない。

Photo 写真(2葉)は、その山路の一部の写真である。
ガイドブックによると西国札所中、もっとも苦しいところで、この観音は「汗観音」とも言われ、それだけ上るのに大変な所という事であろう。
私たちが参拝した時も、老人が主体ともあって、行けども行けども、たどり着かない感じで、降りてくる人に聞いて見ると「まだ序の口ですよ」とか「まだ半ば位でしょう」などと言われ、一人で行ったら恐らく途中から引き返してしまったかもしれない。それだけに上りきって観音堂に辿りつくとほっとして清々しい気分にもなる。下界には京都の市中が広がって眺望も絶佳である。
Photo_4
准胝堂に就いて寺の説明書から必要箇所だけ抜粋すると、
『創建は貞観(じょうかん)16年(874)で…開眼法会が営まれた。しかし再度の炎上と再建を重ねたことは惜しみてもあまりあるものがある。…この新堂は、十方施主の浄財寄進により、昭和43年5月に再建落慶をみたものである。』と、ある。

これだけの堂が再建後僅か40年で再び消失するとは大変なことである。
歴史ある大寺であるから当然再建されるに相違ないが、幸い今回の火災を免れた国宝や重要文化財もある。
今までの火災原因を精査し、防火・消火に就いて、通信手段や景観も含めて、至急抜本的な対策を講じて欲しいと願うのは私だけではないと思う。

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