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2008年6月 2日 (月)

再び海野宿と懐古園

5月末に再び海野宿を訪れる。
春には春の、秋には秋の風情を伴って北国街道・海野宿はその時々の顔を見せてくれる。以前にも記したように此処は北国街道の宿場町でその当時の面影を色濃く残している。
Photo丁度季節も五月、若葉の季節とあって宿場の道の真ん中を流れている小流れには清冽な水が流れ各家ごとに架けられた石の橋の周囲には色とりどりの花が咲いていた。
また各家ごとに濯ぎ場が設けられ、今は殆ど使われていないようだが嘗ての景はそのままに残されている。
卯建や通常海野格子と呼ばれる格子戸それに蚕飼の跡を残す気抜き屋根が景観を添えている。

今度の訪問時は何時もの道と異なり千曲川の南岸(左岸)を通った。その途中で思わぬ景に出会った。彩雲と呼ばれるものに略近い物で、その虹のような美しさに曳かれ、車から降りて暫く見とれた。或いは「環水平アーク」と呼ばれる横に真っ直ぐ伸びた虹の一種かもしれない。
Photo_2
当日夜の信越放送のニュースにもこの模様が放映されたが、気象条件がある条件に合致した時に出る現象で極めて珍しい景であるとのこと。偶々その時に、そのような場に出会わせたので見ることが出来た。

その足で小諸の懐古園に行く。海野宿から車で高だか20分くらいのところ。此処も万緑に覆われていた。特に小諸城址の石垣と若葉が美しい。此処は島崎藤村でも有名である。因みに草笛或る出会い続、或る出会いを参照されたい。
Photo_3
此処で、思いがけず全く久しぶりに郭公が鳴くのを聞いて懐かしかった。比較的近くで枝移りしては鳴いていた。
   ふるさとに来て故郷の閑古鳥
   郭公や浅間の嶺にけむり立ち
   郭公やしみじみ故里にある想ひ

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