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2008年6月 3日 (火)

浦島草

5月末、信州へ行った時、その宿の渓側の傾斜地に面白い形の花を見つけた。花の形から「蝮蛇草(まむしぐさ)」と思ったが、帰宅して「日本大歳時記(講談社刊)」を調べて見たら、同じサトイモ科の多年草で蝮蛇草によく似てはいるが異なった種類の「浦島草」と判った。
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同歳時記に依ると、浦島草は『サトイモ科の多年草。林野の湿った所に自生する。球茎から、多肉質の葉柄を立てて、先端に鳥足状の大きな葉をひろげる。柄の長さは40~50センチで暗緑色の斑点がある。5月頃、花茎を伸ばして花を開く。雌雄異株で、仏焔苞に包まれた肉穂の下に多数の雄花または雌花を着ける。花軸の先が長いむちの形をして垂れ、60センチにもなることから、浦島太郎の釣り糸に擬してこの名がある。』と記されている。

   蜑(あま)が家の簾の裾の浦島草 山口青邨
   浦島草茎立ち不二は雲の中    富岡掬池路
   浦島草夜目にも竿を延したる    草間時彦
   浦島草過ぎるは人の谺かな    保坂リエ
   その糸の闇をまさぐる浦島草    柴山みちを
   浦島草に屈めば水音聞えけり   加茂都紀女
   浦島草糸の石塵まみれかな    和田伊都美
等の句がある。

今まで何回も泊った事のある所なのに今まで見たことはなかった。今まで見つけることが出来なかったのは、其処に元々生えて居なかったのか、或いは生えていたけれどその時期に、其処に居なかったか、咲いているのに気がつかなかったのか。
いづれにしても珍しい花を見つけた。

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