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2008年2月18日 (月)

池宮正信「ラグタイムの夕べ」(2)

例年12月に行われる「池宮正信ラグタイムの夕べ」が、今回は2月に入ってから浜松市のヤマハ・ホールで行われた。ホールはこじんまりとしたライブなホールでこのようなコンサートには向いている。

ラグタイム(ragtime)は、19世紀末から20世紀初頭にかけ、アメリカで流行した音楽のジャンル。
19世紀、ミズーリ地方の黒人ミュージシャンが黒人音楽(ブルース)を基本に独自の演奏法を編み出し、これが従来のクラシック音楽のリズムとは違う「遅い」リズムと思われたことから「ragged-time」略して「ragtime」と呼ばれるようになった。
リズム的特長としては「シンコペーション」と呼ばれるリズム構成が主体で、従来のクラシック音楽とは異なる印象を与える(Wikipediaより)。』

前回のコンサートと同様に一部はクラシックで、シューマンとラフマニノフからだったが二部が本番のラグタイム。
1曲目とその成り立ちや聴き所を簡単に解説しては演奏するので判りやすいし、聴衆も一緒に拍手する場所の設定をしたりするので、奏者・客席が一体になって楽しみ、場がいっぺんに盛り上がる。写真は曲と曲の間での解説場面で、くだけた姿が一層雰囲気を和らげる。

アメリカ在住が長いので、彼の話す日本語にたくまずして、時々おかしなアクセントが入ったり乱れたりする場面があったりしてそれが却ってユーモラスで場の雰囲気を和ませる。

曲目は、
 藁の中の七面鳥のラグ (アメリカ民謡)
 あの酔わせるメンデルスゾーンのメロディー(アーヴィン バーリン)
 ロシア風のラグ (ジョージ コブ)
 エリーゼのためのラグ (ベートーベン)
 オデオン(ブラジルタンゴ) (エルネスト ナザレス)
 ………
等々で1910年代のものからあって歴史的経過を思わせる雰囲気もある。
1_2
演奏終了後はサイン入りのCDの販売もある。写真はサイン中の池宮氏で楽しい会話を楽しみながらのサイン会で、彼の明るい雰囲気が演奏から引き続いて此処にある。

数年前までは、浜松在住の彼のお婆ちゃんとその家族の為に、客席の一番前に席を用意して聴いて頂くのが常で、彼の口からおばあちゃんの紹介をし、演奏後に客から頂いた花束を、頂いた客にお礼と承諾を得て、おばあちゃんに捧げるのが常だった。
しかしそのおばあちゃんは今は亡くなってしまい、その風景を知っている人たちからはその情景を思い浮かべながらの花束贈呈の雰囲気を感じ取っている。

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