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2007年2月10日 (土)

羽公・瓜人全句集

百合山羽公(ゆりやま うこう)、相生垣瓜人(あいおいがき かじん)全句集がこの度、角川書店から発行された。両氏は共に俳句界最高の賞である蛇笏賞を受賞した俳人で、協力して俳誌「海坂(うなさか)」を創刊し、今年(2007)2月号で通巻730号を数える。
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因みに藤沢周平の作品に出てくる海坂藩は、周平自身が「海坂」に属し投句していた経緯から、「海坂」と言う名を流用して、架空の藩名に採用して周平小説に登場させたもの。

羽公句集は「春園」「故園」「寒雁(第8回蛇笏賞)」「楽土」「楽土以後」の3319句を収録。
瓜人句集は「微茫集」「明治草(第10回蛇笏賞)」「負喧」の3184句を収録。
これらの句集は今は、文献価値としても貴重な句集と言えよう。

百合山羽公の略歴は、句集の帯文から拾うと、
「明治37年静岡県浜松市生まれ。大正11年高浜虚子門に入り、池内たけしの指導を受ける。昭和4年『ホトトギス』の雑詠巻頭。6年水原秋桜子とともに『ホトトギス』を去る。8年『馬酔木』第1期同人。21年相生垣瓜人と『海坂』を創刊、主宰。49年『寒雁』により蛇笏賞受賞。平成3年葛飾賞(馬酔木)受賞。同年没」とあり、

同じく相生垣瓜人の略歴は、
「明治31年兵庫県生まれ。昭和3年頃より『ホトトギス』投句。6年水原秋桜子とともに『ホトトギス』を去る。8年俳壇で初めて自選同人制が敷かれた『馬酔木』第1期同人。21年百合山羽公と『海坂』を創刊、主宰。俳句とともに瓜人俳画を形成。51年『明治草』により蛇笏賞受賞。60年没。平成3年葛飾賞(馬酔木)追贈。」とある。

珠玉の俳句を収めた大部作が刊行されたことは画期的なことであり、俳句を志す者にとって非常に嬉しい事である。

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