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2006年10月 3日 (火)

戸隠

毎年、盆月(8月)には墓参に信州へ行く。

今年は、都合で7月から外泊の旅が出来なかったので、彼岸月(9月)の内にはどうしても行きたいと思っていた。丁度9月30日の午後、長野市で会合があり、その前に墓参を済ます事が出来た。翌1日は早めに帰る予定だったが旧友H君からの薦めもあり、久しぶりに戸隠へ行ってきた。戸隠と言っても今は長野駅から車で30分あれば行ける。H君が自分の車で案内してくれた。

H君の奥さんとは6年近く会っていないので、非常に懐かしく嬉しい再会だった。

戸隠の入口に「だいざほうす池」がある。そこは「浮島」が点々としていて日々様相を異にする。
今は車やバスで一気に行ける距離にある池だが、私たちの学生時代は、通称七曲りという坂道をテクテク上り、やっとその池にたどり着き、更にその池から飯綱山の山麓へと狭い道を上り校有林へ辿りつく。終日そこで作業をした後、重い槇を背負子で背負って学校まで帰ってきた。そんな記憶が彷彿として浮かびあがる。
Ukisima
その池を通り過ぎると大久保の茶屋がある。茶屋へは元気だった頃の母を連れて何度か行った事がある。其処を過ぎてから間もなく道の僅か左に入ったところにH君の山荘がある。
山荘を左手に見ながら進むと、戸隠の三社である宝光社、中社、奥社がある。中社と奥社の間で道の左手へ入ったところに「鏡池」がある。
Kagamiike
文字通り湖面は鏡のように周囲の景を映している。実はH君も今度始めて来たと言う。勿論私も始めて。天候は曇りがちで流石に此処へ来るとひんやりとする。もう秋の声が充満している。木々は色づきはじめている。本格的な紅葉は中旬以降だろう。
          戸隠に雲わきつげり蕎麦の花
奥社の入口には、白膠木(ぬるで)が早くも真っ赤に紅葉していた。
Momiji
戻ってH君の山荘で、奥様ご自慢の稲荷鮨を始め手作りの心の籠もったお料理を頂く。山荘の入口には栗も落ちていて帰宅したら栗ご飯にしようとポケットを膨らませた。

30分あればと言うが中々こんな機会がなければ行かれない。1960年代に出張で訪欧した時、山の中まで舗装されているのに一驚したものだが、今では日本も山の中まで舗装され今昔の感がある。
仲秋の戸隠には信州の空気が充満している。曇天とは言いながら爽やかで下界とは全く違う世界がある。戸隠は神話の世界でもあり、伝説も多い。浜松へ帰る時間を数時間遅らせたが、思い出の多い戸隠に懐かしい記憶を蘇らせた。

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