« 続、そこに夢があるから | トップページ | 蘇民将来 »

2006年4月 2日 (日)

美しくも懐かしく

5ヶ月ぶりに山へ行って来た。春は名のみで木々の芽吹きにはまだ多少間がありそうだが、息吹は確実に足元にやってきていた。庭には蕗の薹が小さく顔を覗かせていた。Yama_4

渓側の木々は老木が多いが、矢張り春を迎える喜びを何となく感じさせてくれる。

Yama_1

着いた翌々日、朝起きてみたら一面の雪だった。淡雪で間もなく日が当たったら消えてしまった。

Yama_2

前の道を歩いてみると足跡がくっきりと春の雪景色を描く。

Yama_3

雪国に生まれた私が雪の降っている姿と、雪景色を眺めるのは久しぶりだ。雪を見ていると子供の頃の事が髣髴とまな裏に浮かんでくる。父が、けだしの雪をかいている姿、畑の桑の木々が朝日に煌いている姿、一面銀世界の裏山の景色等々。過去は辛かった事を昇華し、美しくも懐かしい景を蘇らせてくれる。ただ今年の豪雪ではご苦労のあった地方の事も脳裏を掠める。

冬の豪雪とは違って、春の雪は、淡雪、沫雪、牡丹雪などとも呼ばれ、降り積もった雪がまばらに見えるさまを斑(はだれ)雪、はだら雪、はだら、はだれ野とも言い、雪の降り終いを雪の果、名残の雪、雪の別れ、忘れ雪などとも呼んで其の情緒を表現している。

|

« 続、そこに夢があるから | トップページ | 蘇民将来 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99342/9389187

この記事へのトラックバック一覧です: 美しくも懐かしく:

« 続、そこに夢があるから | トップページ | 蘇民将来 »