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2006年1月 8日 (日)

サトウキビ列車

1月8日の読売新聞の特集「駅」に、ハワイ・マウイ島のラハイナ駅が紹介されていた。三角屋根の可愛いい小さな駅舎が印象的だった。私どもは友人と過去3回、この地を訪れている。写真は懐かしい、サトウキビ列車が白煙を上げて木組みの橋を渡っている所(新聞紙上の写真)と、私たちが2002年に乗車した時の乗車記念証。   sugar_cane_train

sugar_cane_train2 「かつてサトウキビは、マウイ島の主要産業だった。キビや人を運ぶ為に農園を小さな機関車が走っていた。それを1969年に観光用に再現したのが『サトウキビ列車』だ。雄大な山々、青い海が車窓に広がる。……時折鳴る汽笛は、線路から1Kmほど離れたラハイナ浄土院にも届く。日系人の集まる浄土宗の寺だ。……浄土院の住職に当たる開教使、原源照さん(69)が『ホレホレ節』を口ずさんだ。1世たちは炎天下に12時間立ちづめで、キビの葉を手作業でかきおとした。其の時の歌だ。 ”ゆこかメリケン帰ろか日本 ここが思案のハワイ島”。 浄土宗から派遣された原さんは、3年で帰国するはずだった。が、預かった寺が火事になる。責任を感じて再建に奔走。何時しか42年が過ぎていた。『帰ろか日本』と思いつつ。……列車は9.5Kmを往復し再びラハイナ駅へ……かつて涙を乗せた列車に今、笑顔が乗り込んで行く。」と、特集「駅」には紹介されていた。 

lahaina_temple1 写真左は、ラハイナ浄土院内の三重の塔と露座の大仏。

原源照氏ご夫妻はすっかり現地に馴染み、苦労の末に現地に骨を埋めた邦人の墓を守り、日本の盆に当たる時は、盆供養と流灯会を催している。

異国の夕日を見つめていると、現地に移民して苦労した上に、異国の地で果てていった人たちの事を思い、胸が熱くなる。

そんな夕日を、lahaina_temple_2 原さんご夫妻は1万回以上も見つめつつ、望郷の念に駆られたことが幾度もあった事であろう。2004年にお訪ねした時もお元気で案内して下さった。これからもお元気でご活躍される事を祈っている。

余談だが原さんは、長野市から現地に赴任された。私の友人の奥さんが善光寺の、お上人様を学友に持っているご縁から2004年に訪問した時に、お上人様御染筆の色紙を差し上げた所、大変喜ばれた。

サトウキビ列車は、可愛いい姿で、今日も過去の歴史を乗せて、カアナパリ と ラハイナ間を走っている。白煙を吐き汽笛を鳴らしながら。

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コメント

はじめてコメント申し上げます。原様の長女まやさんとベイエリアでご縁があり、色んな写真も見せて頂きました。私にとってこの浄土院が、将来必ず訪れてみたい場所の一つとなりました。私の知らないハワイの歴史についても、興味深く読ませて頂きました。ありがとうございました。

投稿: Heidi | 2006年3月28日 (火) 05時38分

Heidi様
コメント有難う御座いました。
私はマウイへ行く度に、ラハイナ浄土院の原源照様ご夫妻とお会いしています。
その原さんのお嬢様とベイエリアで、Todd様とのご縁で会われた由、人の世は何か眼に見えないもので結ばれているように思われてなりません。将に袖触れ合うも他生の縁でしょうか。
原さんのお嬢様はUCバークレーで仏教学を専攻されたとのこと。今まで知りませんでした。
Heidi様も機会がありましたら是非ラハイナ浄土院を訪問される事をお奨めします。
私は先月の27日から31日まで信州へ行ってきました。時ならぬ春の雪に驚くと共に、雪国出身の私にとっては、懐かしくも美しい景色でした。

投稿: Alps | 2006年4月 1日 (土) 19時09分

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