« 浜松からピアノが姿を消す | トップページ | 心通う友 »

2005年12月 1日 (木)

続、岡城址

岡城址の石垣は美しい。高石垣の上から下を見下ろすと眼も眩むばかりで高所恐怖症の

isigaki_nozura_tumi 人など、とても耐えられない。日本三険城と言われる事が良く判る。

資料に依れば、城郭の石垣には野面積み、打ち込みはぎ積み(又は割石積みともいう)、切り込みはぎ積みの代表的三種類が ある。

上の写真は、野面積み(のづらづみ)石垣と呼ばれ、慶長以前に使われた方法で、自然の石を加工しないでそのまま積み重ねる方法で、(城に限らず一部には古い棚田の石垣などにも使われている)、石の大きい面を内側に長く押し込んで積むので外観はあまり良くないが意外に堅固である。

打ち込みはぎ積み(又は割石積み)石垣は、石の角を叩いて平らにして積む。安土城に始めて使われ近世城郭の大部分がこの方法という。

切り込みはぎ積み石垣は、石を削り、綺麗に整形して積む。美観に優れている。

下の岡城址の高石垣の写真は、角の部分に、切り込みはぎ積み石垣を用い、その他の部分に、打ち込みはぎ積み石垣を併用している。角部の曲線の美しさは素晴らしい。

okajou_isigaki_1

下の同じく岡城址の写真は、切り込みはぎ積み石垣で、外観の美しさは折からの紅葉とあいまって、息をのむほどである。

okajyo_isigaki_2  

岡城址には、この三種類の石垣が、その場所を得て、見事な調和を保っている。

私は、昔の姿をそのままに残している松本城、姫路城等々には魅力が在るが、消失後再建した、近代材料を使った城よりは、かえって城の石垣だけが往時を止めている城址に魅力を感じる。

「荒城の月」の名曲と共に岡城址は感動的な城址である。

|

« 浜松からピアノが姿を消す | トップページ | 心通う友 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99342/7415712

この記事へのトラックバック一覧です: 続、岡城址:

« 浜松からピアノが姿を消す | トップページ | 心通う友 »