« 犀ケ崖 | トップページ | 龍潭寺と井伊谷宮 »

2005年12月11日 (日)

方廣寺

浜松市近郊の旧引佐郡引佐町(現、浜松市引佐町)に、臨済宗大本山方廣寺がある。歴史の重みを感じさせる寺で常に参詣人が絶えない。

臨済宗大本山方廣寺は、建徳2年(1372)後醍醐天皇の皇子無文元選禅師によって開創された禅寺で、遠州地方中心に末寺170寺を持つ臨済宗方廣寺派の拠点である。俗に黒門と呼ばれる総門をくぐると、前方に朱塗りの鮮やかな二層の楼門が見える。正面の「護國」と揮毫された大扁額は高松宮殿下の御染筆によるもの。この楼門が方廣寺の正式な山門にあたる。

山門を過ぎると道は二手に分かれ、右は通称「らかん坂」で本堂・半僧坊へ、左は通称「哲学の道」と呼ばれ、半僧坊・七尊堂・三重の塔方面へ連絡する。本堂の近くに、半僧坊大権現が鎮守として祀られている。

houkouji_1

楼門(山門)~「護國」の大扁額は高松宮殿下の御染筆

houkouji_2

本堂~正面の「深奥山」の大扁額は山岡鉄舟の筆

houkouji_3

朱も鮮やかな三重の塔

    らかん坂

 参道の両側には奇岩が露呈し、その上に五百羅漢の石像が此処かしこに安置されている。羅漢の表情は豊かで見る人の心を和ませてくれる。

    哲学の道(半僧坊表参道)

 道に沿って小流れがあり、その傍らに椎河龍王の祠がある。渓を跨いだ朱色の亀背橋と呼ばれる木橋は安全の為、一度に10人しか渡れない。橋を渡らずそのまま進むと七尊堂の前に出る。    

本堂

 明治38年(1905)から大正7年(1918)にかけて竣工されたもので、東海屈指の建造物である。中央に「深奥山」の山岡鉄舟の筆になる大扁額が掲げられている。本堂中央に釈迦如来、脇侍に文殊・普賢の二菩薩が祀られている。

    「らかんの庭」と舎利殿

 本堂裏の「らかんの庭」は江戸時代宝歴年間(1751~1764)に造られ、斜面を利用して幾多の羅漢が安置されている。更にその高所には京都銀閣寺風二層式の舎利殿がある。

    半僧坊真殿

 鎮守半僧坊大権現を祀る。明治14年(1881)の大火直後に、再建された。

    七尊菩薩堂(重要文化財)と三重の塔

 七尊菩薩を合祀した鎮守堂で応永8年(1401)建立。杮葺造りで県下最古の建物。其処から左へ進むと朱塗りの三重の塔がある。大正12年(1923)建立、寄進された。

|

« 犀ケ崖 | トップページ | 龍潭寺と井伊谷宮 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99342/7567234

この記事へのトラックバック一覧です: 方廣寺:

« 犀ケ崖 | トップページ | 龍潭寺と井伊谷宮 »