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2005年12月17日 (土)

龍潭寺と井伊谷宮

浜松市近郊の旧引佐郡引佐町(現、浜松市引佐町井伊谷)に、南朝縁の宗良親王と徳川時代の井伊家に関する歴史を秘めた龍潭寺と井伊谷宮が隣接している。

龍潭寺は、天平7年(733)行基菩薩により開創され、現在は臨済宗妙心寺派の古刹で本尊は虚空蔵菩薩である。宗良親王・井伊家の菩提寺としても知られ、池泉観賞式の庭園は、小堀遠州作と伝えられる。堂塔六棟はいずれも江戸時代の建造物として県の文化財に指定されており、本堂内には丈六の釈迦如来像も仮安置されている。鴬張りの廊下と共に左甚五郎作といわれる龍の彫刻や龍潭寺屏風等の寺宝は本堂内に保存され、本堂の左手に朱塗りの楼閣造りの開山堂があり、塔上に井伊家の家紋がある。御霊屋には幕末の大老井伊直弼の位牌が安置されている。

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龍潭寺本堂

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龍潭寺、開山堂

龍潭寺に隣接して旧官幣中社井伊谷宮がある。後醍醐天皇の第四皇子宗良親王を祭神として明治5年に創建された。学問・開運の神として尊崇されている。大鳥居をくぐると左手に絵馬史料館がある。妻入り本殿の横には、ご神木と史料館があり、周囲には宗良親王歌碑や水原秋桜子の句碑、慈母観音石が建っている。本殿背後に宮内庁所管の宗良親王ご陵墓が京に向かってたてられており、普段は石の柵と扉に閉ざされている。

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偶々訪れた日は折りよく、ご陵墓清掃係りの女性に会い、許可を得て宗良親王のご陵墓真近まで進んで拝観が出来た。全くの僥倖である。

上の写真は、ご陵墓を取り巻く環境で、写真手前鳥居のある石の柵に到るまでに参道がありその入口に、もう一つの石の柵があり鉄の扉で仕切られている。従って入り口から三っの扉を経て、ご陵墓に達する事が出来る。

下の写真は、その一番奥に鎮もる宗良親王のご陵墓である。全て宮内庁所管となっている。

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