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2005年11月13日 (日)

活字の上での再会

私の知人に山野井泰史・妙子夫妻が居る(文中全て敬称略)。

泰史はラインホルト・メスナー(オーストリア、1944年イタリア生)等と共に世界最強のクライマーとして知られ、2002年度朝日スポーツ賞、第7回植村直巳冒険賞を受賞している。妻妙子はマッキンリー、エヴェレストなど多くの高所登山を経験し、男より強いことで知られている。

この事は丸山直樹著「ソロ(単独登攀者・山野井泰史)」(山と渓谷社)、山野井泰史著「垂直の記憶(岩と雪の7章)」(山と渓谷社)に詳しい。

所でこの山野井夫妻を書いた本が又発行された。沢木耕太郎著「凍(とう)」(新潮社)である。その書評が11月13日の日経新聞に出ている。その書評者が、ドイツ文学者である池内紀ということで非常に興味をそそられた。

今から6,7年前位だったろうか。日経新聞の日曜版に「ドイツ宝さがし」と題するエッセイが連載され、私は日曜版の来るのを楽しみにしていたものだ。その著者が池内であり、「ドイツ町から町へ」(中公新書)を2002年11月に出版していて、先のエッセイとダブラせながら楽しく読んでいる。その池内の、「凍」の書評が当然の事ながら、池内流の要点を的確に捉えながら且つ、流麗な文章によって楽しい読み物になっている。

池内との活字上での出会いが又、山野井泰史を書いた「凍」の書評という活字上で再会出来た。

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コメント

山内さんの書いた「凍」の書評を読めとのご指示かと思い、図書館でみてきました。
 書評最後の締め、
「『凍』は『『闘』とつにがるが『答』でもある。人間のやさしさと強さへの美 しい答礼だ」
 図書館に入荷したら読んでみたいですね。
書評をさがしていましたら、ドラッーを悼む文章がありました。早川さんお好きな方、ドラッカーを悼む一文が載ることを楽しみにしています。

ドラッカーが反ナチズムであること初めてしりました。丁度私も、ヒトラー暗殺未遂計画で
ナチス崩壊の三ヶ月まえに処刑された、
ドイツの神学者、牧師のボンヘッファの説教集をよんでおり、ナチスが勃興してくる時代と現代がなにかオーバーラップしてくるのです。
 
 

投稿: 尚童 | 2005年11月16日 (水) 15時21分

尚童さま
コメント有難う御座いました。早速図書館でお読み頂いて恐縮です。
山野井夫妻は最強のクライマーと言われながら、TVなどでよく知られている著名な登山家などとは違って、他人様の資金には一切頼らず、全て自力で稼いだ資金で活動するところが魅力的です。
ドラッカーは、私の30歳代に大きな影響を与えてくれた人の一人で特に、その著「創造する経営者」や「現代の経営」には教えられるところが大きかった。

投稿: Alps | 2005年11月17日 (木) 14時35分

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受信: 2005年11月14日 (月) 15時54分

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