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2005年7月 3日 (日)

函館

北海道へは過去4回行った事がある。しかし、函館だけは偶々台風の影響で行けなかったので今度が始めての訪問である。

函館は歴史のある町だ。その建造物にも世界の建築様式が凝縮されている感があり、素晴らしかった。五稜郭は日本始めての(正確には信州佐久郡の龍岡城と相前後して)稜堡式城郭で、剣戟戦から砲術戦に変って城の構造が、がらりと変った典型的な城だ。

赤レンガ倉庫群、旧函館区公会堂、旧イギリス領事館、トラピスト修道院、トラピスチヌ修道院、ハリスト正教会、カトリック元町教会等々をはじめ、どれをとっても歴史の匂いを秘めている。

トラピスト修道院はロマネスク風の建物がひっそりと建っている。入口には長い橡の並木が続き其の奥に修道院がある。並木の横には草ロールが転がっていて、自ら働きながら研修している。此処では同行した友人のご縁で特別に神父とお会いしてお話が出来た。トラピスチヌ修道院もフランス・ロマネスク風の美しい建物だ。此処は女性だけの修道院。ハリスト正教会はロシア・ビザンチ風の一見其れとわかる建物。カトリック元町教会は、ゴシック風の建物でキリストの道行きの絵が壁にずらりと掲げられている。ルネサンス風の旧函館区公会堂は国の重要文化財。銀行・商館・役所には擬似洋風建築が多く、商家には和洋折衷建築が多く見られ、赤レンガ倉庫群は柱の無い西洋式の建築様式をとっている。

他には、誰でもが知っている函館の夜景等々、始めて訪問した私は函館に魅了された(冬は別な顔を持つのだろうが)。もう一度じっくり時間を掛けて訪ねてみたいと思った。

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トラピスト修道院  (この手前に長い橡並木がある)

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トラピスチヌ修道院

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ハリスト正教会

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カトリック元町教会

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コメント

北海道へは3度ほど行っている。しかし未だ函館へは行っていない。
異国情緒の残る風景と夜景の素晴らしい函館には是非行って見たいものである。

また、定年退職後は札幌に住んでも良いかなーと思ったこともあった。長男が北海道の大学を卒業し、北海道の銀行に就職していたの、そんな気になったのである。
しかし就職先が倒産銀行の第一号となり、それは幻に終わった。

その長男も浜松に戻り、ほどない距離に住むようになるとは・・・

身近に感じていた札幌も、もう遠い存在となってしまった。

投稿: HK | 2005年7月 4日 (月) 09時09分

コメント有難う御座いました。
人生はあざなえる繩の如しとか。HKさんも、ご長男の関係で或いは札幌に住まわれる事になったかも知れぬ由。
そのご長男も今はHKさんのご近所にいらっしゃる。運命の神のいたずらか配慮か。人生のめぐり合いは不思議なものですね。

投稿: Alps | 2005年7月 4日 (月) 13時37分

大学の卒業式を終えた後で北海道に就職する友人と一緒に街に出て歩いた時に、偶々立寄った楽器店に良いチェロがあった。 数日後にトラピスト修道院の絵葉書が届いて「どうしても諦められないので、あのチェロを買いたい。楽器屋に行って交渉してくれ」との事。
当時の世相は月給で食うのも苦しい時代。しかも、チェロの値段は給料一年分くらい、で大吃驚。
その時は、何れ自分もトラピスト修道院を訪れる日もあろうと思っていたが、結局その機会は無かった模様。 お元気で各地を歩く貴君が羨ましい。

投稿: Y.K. | 2005年7月 4日 (月) 15時20分

コメント有難う御座いました。
チェロに纏わる話は心の郷愁の一部でしょうね。もう半世紀も前のトラピスト修道院の絵葉書の事を覚えている記憶力には敬服する。
こういう話に私は、何時も胸を衝かれる様な懐かしさを覚える。
函館は飛行機でも、ほんの一飛びの距離。でも今年の北海道は暑かった。一昨年7月北海道に行った時には、寒くて震えた記憶があるので準冬支度も一部にしたが全く荷物になっただけだった。
6月は色々のことがあって、それに北海道行きが重なって帰って暫くは疲れてしまったが、7月に入って漸く疲れも少し薄らいだ。Y.K.さんもお元気で。

投稿: Alps | 2005年7月 4日 (月) 16時07分

梅雨の湿気と暑さに早くも、バテ気味の私には癒しのスナップになりました。何とはなしに草原の匂い、そよ風が・・・・・まだまだ梅雨明けも、夏のうだるような暑さもこれからか~~!(@@)

投稿: ルビーの指輪 | 2005年7月 5日 (火) 22時03分

コメント有難う御座いました。
北海道の6月は暑かった。昔は北海道には梅雨がなかったが最近は内地ほどではないがあるという。しかし前から季語には「蝦夷梅雨」と言うのがあるので矢張り有ったのではないか。でも北海道は木陰へ入ると涼しい。
  地境の椴(とど)の下にも涼風来 Alps

投稿: Alps | 2005年7月 5日 (火) 22時22分

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